表立って載せるほどではない小噺と、あとがき。 その他キャラ設定などなど、徒然なるままに書き連ねるページ。 

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33/いざ、一勝負(裁判委員長→四月一日)

 おお、なんと!
 わたしは心の中で歓声をあげた。
 いつも通っている道で、いつも見慣れたビルをたまたま見上げたのは、何か予感があったからかもしれぬ。
 2階に入っているのは、将棋クラブじゃないか!
 なんだかやけに寂れたビルだが、そこがまた情緒があってよい。
 1階の暇そうな花屋の隣の階段に足をかける。
 ぎしぎし、
 なんだか気味の悪い音を立てる階段。しかし、この階段にもおんぼろビルにもなんら罪は無い。だから、彼らは悪くない。もし、悪かったとしても、将棋クラブがはいっているなんて情状酌慮の余地がある。
 そう思いながら扉を開けて、わたしは愕然とした。
 店内にいた暇そうな店主と思しき女性と
 客らしき男性一人の視線がわたしに集まった。
 ……なんと!
 客が一人しかいないとは!
 前言を撤回しよう。
 なんと罪深き店なんだ。
 極刑か!
「坊主、客か?」
 男性がそう尋ねてきた
「はい」
「やっと客が来たか!」
 男性はばしっと、膝を叩いた。
「珍しいな、高校生か?」
「ええ」
「そうか、じゃぁお相手願おうか」
「是非」
 わたしは頷き、財布から800円出すとカウンターにおき、男性の前に座った。

 いざ、一勝負!


常々思う。私は、ティーンコートをどうしたかったのだろうか。
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