表立って載せるほどではない小噺と、あとがき。 その他キャラ設定などなど、徒然なるままに書き連ねるページ。 

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08/彼女と猫(茜→相模・シオン)

「ほら、おいでおいで」
「にゃー」
「あ、来た。君はいい子だね。可愛い。野良……じゃないね、きっと」
「ええ、野良じゃありませんよ」
「あ、貴方の猫、ですか? すみません、勝手に遊んでいて」
「構いませんよ」
「お名前は?」
「それは、わたしの? それとも」
「え、えっと、お二人の」
「お二人……ね。わたしは相模。彼は、シオンです。貴女は?」
「私は、茜。一条茜です」
「茜っ!」
「あ、隆二。今行く!」
「お連れさんですか?」
「ええ。それじゃあ、失礼します」
「ええ」
「じゃぁね、シオン君」
「にゃ−」
「それでは」

 *

「何してたんだ?」
「猫を見せてもらっていたのよ。シオン君っていうの。黒猫なのに目の下が小さい円状に白いの。泣きぼくろみたい」
「ふーん。……」
「何か気になるの?」
「いや……」
「隆二」
「……。気のせいかもしれないんだ。遠くからだったし。でも、あの人は……人間じゃない気がした」
「まさか、人間じゃないとしたらなんだというの?」
「だから、俺と同じような」
「でも違うのでしょう? 貴方の仲間じゃない」
「ああ、それは」
「だったらきっと気のせいよ」
「ならいいんだが」
「そうよ、それにね猫が好きな人に悪い人はいないわ」
「……はぁ」
「ちょ、何よ、今の!!」
「いや別に」
「別にじゃないじゃない、なんで笑ってるの! 隆二、隆二っ!」
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