表立って載せるほどではない小噺と、あとがき。 その他キャラ設定などなど、徒然なるままに書き連ねるページ。 

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ロー内恋愛第三章後の小話

「この前、西園寺さんとあった」
 榊原龍一からそう聞いた巽翔は、へーと呟いた後、最も適切だと思われる問を発した。
「相変わらずだった?」
「いや、予想外に落ち着いててびっくりした」
 そこでお互い笑う。
「今のはかなり失礼だったな」
「うん、大学だって卒業してるのに。そりゃあ、変わってるわな」
「今、なにしてるんだって?」
「それがさ、驚くなよ?」
 ひと呼吸置いて、
「法科大学院生だって」
 翔はしばし宙を見つめ、
「……それってあれか、司法試験の」
「そうそう」
「西園寺さんが?」
「うん、弁護士だって」
「西園寺さんが……」
 そのまま黙る。
 それを見て龍一は少し笑う。
「そういう反応になるよな」
「ああ。失礼だが、かなり意外だった」
「なー」
「まあ、成績はよかったしな、彼女」
「……行動がぶっとんでただけでな」
「……ああ」
 高校時代を思い出して、ちょっとだけ沈黙。
「まあ、彼女なら大丈夫だろう」
 その沈黙を破って翔が言った。
「その根拠は?」
「あれだけ榊原の血も涙もない対応に負けずに」
「まて、誤解を招くような言い方をするな」
「果敢にアタックし続けたんだ。執念はあるだろうし、その努力がそろそろ実を結んでもいいころだろう」
「……いいこと言ったっぽいけど、最後ちょっと失礼だったな。なんで、今まで成功してない設定なんだよ」
「してると思うのか?」
「いや、特に恋愛は……。あー、でも」
 首を横にふりかけて、少し言い淀む。
「……何」
「前よりは落ち着いてたし。それにうん、ちょっと大人っぽくなってたし、成功してるかもしれないな、と思って」
 龍一の言葉に翔は、少しだけ口元を楽しそうにゆるめると、
「なるほど? ああ、なんであの時袖にしてしまったんだろうと、後悔している訳だな」
「それはない」
 あっさり言われた。
「沙耶さんが一番って?」
 力強く龍一が頷く。
「……惚気」
 ぼそり、と翔は呟いた。
「あー、じゃあさ、沙耶さんにもすればいいじゃないか。西園寺さんに会った話。沙耶さんだって面識ないわけじゃないし。それでもやっぱり君が一番だったよ! って」
 芝居がかった翔の言葉に、ため息をつく
「……なんだかんだで、巽もキャラ変わったよなぁ」
「一海の女王のご指導ご鞭撻のおかげでね」
 翔は小さく笑った。
 **

オチとかない
ただなんとなくやりたかっただけ。
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